先にＢクラスを脱するのは？「補強のヤクルト」か、「充実のＤｅＮＡ」か

1 ：名無しさん＠おーぷん ：2015/02/09(月)17:31:35 ID:Kho(主)

プロ野球の春季キャンプがいよいよスタート。各球団が「優勝」を口にする、もっとも威勢のいい時期だ。

昨季の“カープ女子”など、広島は２年連続でクライマックスシリーズ（ＣＳ）に進出。中日と入れ替わるように“Ｂクラス常連組”から脱出した感がある。今季も米大リーグ、ヤンキースから黒田が復帰、緒方新監督の就任など話題も早くも下馬評は高い。

一方、なかなか苦しい戦いを強いられているのが、ＤｅＮＡとヤクルト。今季の補強、戦略などの観点からＢクラス脱出の可能性を探る。

１２球団で唯一、ＣＳ出場を果たしていないＤｅＮＡはオリックスから東野、ソフトバンクから岡島というそれぞれ戦力外となった２投手を獲得した。さらに内野手のロペスも加わり、高橋尚（登録名を尚成から変更）を含めると４人が中畑監督の古巣の元巨人の選手がそろった。

「巨人にだけは負けたくない」と公言する指揮官にしてみれば、４選手の見返したいという気持ちに期待したところか。

キューバの至宝グリエルの残留決定は何より大きかったが、実は開幕から約２週間はキューバ・リーグのため欠場が決定的な状況だ。７月も中南米の国際大会で離脱する予定で、どこまで計算できるかは不透明。

中畑監督は「頼ってばかりではだめ。だからこそ現有勢力が大事になるし、グリエルがいない形も想定してやっていく。選手がそろったら、ほかに引けを取らない打線は組める」と鼻息は荒い。

昨季のチーム打率．２５３はリーグ最下位。“タラレバ”は禁物だけに、どこまで底上げできるかにかかっている。

春季キャンプでは、８日に紅白戦で初実戦を敢行。球界全体が実戦開始時期を年々早めているが、就任４年目の中畑監督は「今までにない早さ。開幕を考えたら早く始めないと。実戦で若い選手見極めたい」ともくろんでいる。

新人も投手はドラフト１位の山崎（亜大）、４位の福地（三菱日立パワーシステムズ横浜）、野手からも３位の倉本（日本新薬）、５位の山下（国学院大）両内野手が１軍スタート。

第２クール以降は１クールに２試合ずつ実戦を入れるなど、現実的な戦略でチーム強化を目指すようだ。

続きます

3 ：名無しさん＠おーぷん ：2015/02/09(月)17:36:08 ID:Kho(主)

ヤクルトはフリーエージェント（ＦＡ）でロッテから成瀬、日本ハムから大引を獲得した。

ＦＡで２人同時獲得は球団史上初。２年連続最下位の屈辱からの巻き返しに、フロントが呼応した。

昨季はチーム打率．２７９とリーグ断トツの力を誇ったにもかかわらず、防御率４．６２は唯一の４点台で最下位。

先発は石川、小川、杉浦、成瀬までは当確だが、残りは復帰にかける由規、館山のほか、八木や村中、赤川らが信頼を取り戻せるかにかかる。

また中継ぎ、抑えの配置なども未定で新人の竹下、風張らがどこまで入り込めるかが注目される。

実は、成瀬以上に防御率アップに貢献しそうなのが大引だ。

球団幹部は昨季の失点の原因の理由を「投手はもちろんだが、守備が大きい。併殺にできるはずがダメだったり、凡プレーでセーフにしたことも影響している」と話す。

昨季は守備の要でもある遊撃を固定できず、６人が守った。チームの失策数も９７でワースト２（ワーストはＤｅＮＡの１１６）。

守備の名手として知られる大引は「エラーは多いが、見えないエラーも減らしたい。聞かれたら教えたい」と意欲的だ。

さらに注目されるのは、希代のキャプテンシーを持った選手であること。

宮本の引退後はリーダー不在で「オープン戦でも勝ちにこだわる。負け癖が一番ダメ」「積極的にマウンドに行って声をかける。労力を惜しんで“あのときやっていたら”というのは嫌だから」と発言するなど、チームカラーにはないキャラクターだけに、影の功労者となる可能性はある。

ＤｅＮＡと好対照となりそうなのがキャンプの方針。

１年目の真中監督は「あまり早くからやっても仕方ない。各自の調整を優先したい」と初戦は１５日と遅い。２２日のオープン戦初戦も含め、沖縄では５、６試合程度の予定だ。

また新人も全員が２軍スタート。

「無理して飛ばして故障してもいけないから。途中から２、３人くらい１軍に呼べたらいい」とじっくり育てることを示唆している。

混戦必至といわれる今季のセ・リーグの中で、Ｂクラス脱出がかなうのはどちらか。