■田中正義(創価大/186cm・91kg/右投右打)
さすが「10年に1人」と言われるだけのことはありますね。MAX156キロということですが、平均球速がMAXより少しだけ低いところで安定しているのがすごい。
150キロ台をポンポン投げますからね。腕がいいところを通って出てきますし、体重移動もスムーズで、フォームも手をつけるところがありません。あとは体を万全にするだけ。
今年の春は右肩痛に苦しんだようですが、万全であればプロでも手が出ないようなボールを投げています。状態次第では、来年2ケタ勝ってもまったく不思議ではありません。
■佐々木千隼(桜美林大/181cm・83kg/右投右打)
ボールのキレが素晴らしい、文句なしのドラフト1位候補だと思います。腕を振る位置が低いスリークオーターで、カットボール系の球種がよく曲がりそうなフォームですね。
縦変化よりも横変化で勝負できるタイプでしょう。先発適性はありますが、体に瞬発力があるので抑えでも面白いかもしれません。入ったチームによっては大事な場面を任される存在になるでしょうね。
欲を言えば、軸足が早めに折れるように見えるので、その点が改善されればより体重移動がスムーズになるでしょう。
■柳裕也(明治大/181cm・85kg/右投右打)
横浜高校時代から注目していた投手ですが、着実に成長していますね。東京六大学リーグで300奪三振を記録しましたが、縦変化をよく使えそうなフォームをしています。
ボールを離す位置が非常に高く、角度があります。特に縦のカーブのキレは素晴らしいですね。ひとつ気になることは、「ライン(投手が投球の際に使う空間の幅のこと)」から頭が少し外れること。
この動作で角度をつくりだしている面もあるのですが、頭がラインから外れるとボールが高めに抜けるので、プロでは注意してほしいですね。
■加藤拓也(慶應義塾大/175cm・90kg/右投右打)
しなやかさよりも力強さが際立つタイプで、力を感じる球筋が魅力です。上背はさほどありませんが、ボールに角度があって、スライダーが縦に曲がるのは武器になりそうです。
彼のように前足が突っ張る投手は、縦の変化球がよく落ちますから。プロではリリーフとして、三振が欲しい場面で三振が取れる投手になるのではないでしょうか。
人間の目は横についていますから、縦の変化には目がついていきにくいですからね。先発をしたいなら、スライダーとは別の変化球がもうひとつ必要になるでしょう。
■濱口遥大(神奈川大/181cm・83kg/左投左打)
この投手は本当に面白いですね。体は暴れますが、この荒々しさがいい。ボールに角度があって、縦のカーブもいい。そして、彼のチェンジアップは「ちょっとおかしいんじゃないか?」と思うくらい落差があります(笑)。
「大学ナンバーワン左腕」という評判ですが、私も彼がプロでどうなっていくのか成長を見ていきたいです。立ち上がりに難があるものの、これだけ特徴がある投手はなかなかいません。プロの世界で洗練されてくれば、将来さらにすごい投手になるでしょう。
■笠原祥太郎(新潟医療福祉大/177cm・85kg/左投左打)
未完成ですが、これから楽しみなサウスポーです。腕の振りは上からしっかり叩けているし、球の走りもいいですね。
左投手でコンスタントに140キロ台中盤が出ていれば、十分ドラフト上位候補になるでしょう。あとはコントロールや変化球の精度など、細かいところをしっかり高めていければ。
形は悪くないので、プロで場慣れして冷静に投げられるようになれば、投球はまとまるはずです。あと、外に逃げる変化球を覚えれば、これだけのスピードがあるのでもっと勝てる投手になれるでしょう。
■中尾輝(名古屋経済大/180cm・83kg/左投左打)
私も名古屋になじみの深い人間ですが、愛知大学リーグ2部Aの大学からドラフト上位候補が出るのですから、夢がありますね。
初めて見た印象としては「体がブレない投手だな」ということ。コントロールで苦しむ投手ではないと思います。
腕が走ってストレートがピュッと伸びてくる球質で、スライダー、カーブもよくて面白い。あとは体重移動で、自分で体を止めてしまっているように見えるので、そこを改善できれば。もっと上から放れるようになって、いいボールがいくようになるはずです。
■山岡泰輔(東京ガス/172cm・65kg/右投左打)
瀬戸内高時代からダルビッシュ投手が絶賛していた投手ですね。背は低いですが、リリースポイントは高いので、マウンドで小さく見えません。
対戦した打者はボールに角度を感じるでしょうし、身長はまったく関係ないですね。なかなか投げられない鋭いスライダーを持っているので、体力さえつけばプロでも十分やれるでしょう。
私のなかで楽しみな投手です。ひとつ気になるのは、抜くボールを多投していること。抜く球種ばかり使っていると、ストレートが走らなくなるので注意が必要です。
■古谷優人(江陵高/177cm・75kg/左投左打)
この投手は甲子園に出ていませんが、個人的に注目している投手です。ストレートは最速154キロ。でも私はストレートよりも、キレのいいスライダーやカーブの変化球のほうが武器になると思っています。
まだ線が細く、体重移動も全身を使えていないですが、それでも三振を量産できるのはたいしたもの。プロに入ったら、じっくりと鍛えてほしいです。
体幹ができてきて、体重移動をしてボールを前で離せるようになれば、甲子園で活躍した投手たちよりも、より勝てる投手になる可能性を秘めています。
■山川和大(兵庫ブルーサンダース/168cm・70kg/右投左打)
2年前から注目されていた独立リーグの投手だそうですね。まず、投げっぷりのよさが印象的です。プロでやるなら短いイニングで力を発揮するリリーフタイプでしょう。
フォームは投手の教科書のようにクセがなく、変化球でも腕が振れるのはいいですね。ボールの走りと投げっぷりが、この投手が生きていくための武器になるでしょう。「ライン」がしっかりできているので、ブレが少なくコントロールもいいです。
■鶴田圭祐(帝京大・準硬式/180cm・84kg/左投左打)
硬式球よりスピードが出にくいと言われている準硬式球で149キロを投げたそうですね。腕の振りが素晴らしく、まさしく「原石」という印象です。
体重移動で前の肩(右肩)が捕手の方向に寄ってくれば、もっとボールに力が伝わるようになるはず。2~3年かけてじっくり体づくり、フォームづくりに取り組めば、大成する可能性は十分あります。軟式野球からプロ入りして大活躍した大野豊さん(元広島)のようになってほしいですね。
>>今回見たなかで僕がドラフト指名できるとしたら、田中投手(創価大)か濱口投手(神奈川大)にするでしょうね。
田中投手は、現時点で大きな欠点が見当たりません。濱口投手は粗削りですが、プロでコントロールを磨けば、すごい投手になる可能性がありますからね。
終わり
昌が指名するならジャステイスか神奈川大学の濱口なのか
だいたい高校生への助言は体幹を鍛えろだな
加藤の評価がいい加減で草
これは全然期待してないな
そういや今年の大卒が大谷藤浪世代か
ところでこの記事目玉と隠し玉って書いてあるけど
この中で隠せてる選手居るか?
>>23
隠せてるのは準硬式の鶴田やない?
>>23
隠せてないやろ
普通にこいつドラフト候補やで
>>25
最後に書いてるって事は昌さん的に隠し球ってことやないの
そもそもほんまに隠せてる隠し球のが少ない
基本的に隠し玉扱いされてる選手って
順位が繰り上げられただけのただのドラフト候補だしな
この他に更に高校生もおるわけやし
投手だけで12人も挙げたら下の方はさすがに隠し球になるやろうな
それにしても昌さんから見ても欠点ないって
田中相当やで
30年投げられる投手いそう?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161019-00010003-sportiva-base
やっぱり昌さんから見ても田中なんやな